広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41歳)は2024年の都知事選に出馬しました。
石丸さんは元々は米国にてメガバンクに勤めていたエリートで、YoutubeやXなどを上手く使いこなし多くの若者層の支持を獲得しています。
惜しくも当選は逃したものの、初出馬にして圧倒的な勢いで投票数を伸ばし、小池百合子さんに次いで2位となりました。
そんな石丸氏ですが、フェミニストである上野千鶴子さんを支持しているという事で、SNS上で一部批判的な声が上がっています。
どうして上野千鶴子さんを推したことで批判されてるんだろう?
石丸伸二市長が支持している上野千鶴子さんとはどんな人なのか気になりますよね。
この記事では以下のことがわかります!
- 上野千鶴子はどんな人?
- 上野千鶴子の思想とは
- 石丸伸二が推して炎上した理由!
フラットな視点で上野千鶴子さんについてまとめましたので、ご一読下さい。
上野千鶴子はどんな人?
- 生年月日:1948年7月12日
- 出身:富山県生まれ・社会学者
- 学歴:京都大学文学部哲学科卒業。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。
- 経歴:認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長・東京大学名誉教授
- 東京大学社会学研究科教授を務めた後、2011年に定年退職。現在は立教大学特任教授として活動。
上野千鶴子さんは著名な社会学者で、日本における女性学・ジェンダー研究の第一人者です。
東京大学で初めて「女性学」という学問分野を打ち立て、フェミニズム思想を率いて40年を越える、ジェンダー研究の先駆者でもあります。
上野さんはジェンダー平等を推進するための講演活動を始め、著書の執筆などを行なっています。
上野千鶴子の思想とは?
上野千鶴子さんの思想を語る上で、ジェンダーとフェミニズムは外せません。
上野さんの代表的な著作の一つは「家父長制と資本性」です。
著書内では、男性的な考えによる女性への抑圧は、社会の構造に深く関与していると主張しています。
日本では女性の家庭内労働(家事、育児、介護等)の無償性が強く、ライフステージの変化で労働から離れざるを得ないケースが「普通」とされているため、いざ自立したいとなっても満足いく収入を得ることが困難な人がたくさんいます。
離婚をするとたちまち貧困層に陥ってしまう日本女性の現状を歯切れ良く説明しています。
昔はさらにその傾向が強かったので、上野さんの時代にフェミニズムの主張をしたことは勇気のある行動だと思います。
昨今においても、男女平等の価値観も強まっている割には平均賃金も女性の方が低いですし、家事負担もまだまだ女性に負担がかかることが多いです。
これが社会の構造によるものだとしたら、課題はまだまだ山積みなのではないでしょうか。
SDGsでも目標とされている男女平等・ジェンダーについての考えが多様化してきた今、上野千鶴子さんは重要な知識をお持ちの方だと経歴から見受けられます。
石丸さんもLGBTQや多様性を重視した社会への取り組みに肯定的な姿勢なので、上野さんの講演も興味深く聞いたのだと思います。
石丸伸二が上野千鶴子を推して炎上した原因!
石丸伸二さんが炎上した原因は、影響力のある石丸さんが著名なフェミニストである上野千鶴子さんのことを話題にしたことで、一部のユーザーの反感を引き拡散されたことです。
X(Twitter)で「上野千鶴子」さんがトレンド入りするほどに注目されました。
その多くの声が、「上野千鶴子さん推しの石丸伸二は信用できない」というものでした。
そもそもフェミニズム界隈は、論争が激しい傾向があります。
保守的な考え方の人や、フェミニズムに批判的な意見を持つ人にとっては、上野さんの考え方は受け入れがたいでしょう。
批判的意見を持っている人の上野さんの話題は以下です。
- 原因①結婚制度を否定してきた上野さんが実は結婚していた
- 原因②過激とも取れる発言
どういった内容なのか見ていきましょう!
①結婚制度を否定してきた上野さんが実は結婚していた
上野千鶴子さんは「おひとりさまの老後」「在宅ひとり死のススメ」などの書籍を発表しています。
女性の自立、一人で生きること、独身で生きていく重要性やメリットを描いたものです。
そのため世間では、上野さんは独身だというイメージが強くありましたが、結婚していた事実が発覚。
ひろゆきさんは下記のようにツイートしています。
お相手は23歳上の東京経済大学名誉教授である故人の色川大吉さんです。
この報道により、フェミニズムについて公言してきたことと実際の行動が一致せず、上野さんの一貫性や信頼性について疑問の声が多く上がりました。
これに対し上野さんの主張は、3年半の間上野さん自ら色川さんを介護しており、亡くなる直前に結婚届を出した、とのことです。
②過激とも取れる発言
上野さんは社会学者として、過激とも取れる発言をしており、度々話題になっています。
物議を醸した発言の一つには「人はなぜ不倫しないのか」があります。
性的な身体の自由はとりわけ重要なものだと思っています。それを結婚によって手放すなんて、考えただけで恐ろしいくらいです。結婚に魅力を感じたことは一度もありません。
出典:president
結婚への批判的発言はもとより、結婚より不倫を推奨するかのようにとれる発言もあったため、物議を醸しました。
一般的な倫理観からすると、アグレッシブな発言にも取れますね。
ただ、SNSでは言葉の一部を切り取り、本来伝えたい意味合いから論点がずれているケースもあります。
ひとりひとりが自分の意見を持ち、相手の意見にもしっかり耳を傾けて受け入れ合える世の中になったらいいですね。
まとめ
石丸伸二市長が推しているという上野千鶴子さん。
推しているというだけで批判が集まったのは、上野さんの過激な発言や結婚騒動による世間からの信頼性の低下が原因のようです。
とはいえ、日本では思想の自由が保障されていますし、人の数だけ考え方があります。
情報を精査し、自分の頭で考え、冷静な目で判断していきたいですね。
この記事が皆さんの参考になりましたら幸いです。
読んで頂き有難う御座いました!